見積り依頼について

ガラス管切断品 見積もり依頼手順

(お急ぎの方は、赤字の部分だけを読まれるとよいでしょう)

どのような手順でもよいのですが、よくわからない方もいらっしゃるかと思い、手順を作ってみました。
一つの参考にして下さい。取引方法自体につきましては、『お取引について』のページをご参照ください。

今回のブツの取引の流れは、以下のようになる。大事な取引なので、よく読んでいただきたい。
そうそう、紙と鉛筆を用意して、メモをしながら読み進めることをお勧めする。

※基本的な流れ
見積依頼→見積回答→見積内容を確認→発注!→納入→お支払

1. 材質を決める

まずはじめに、材質を決めましょう!!

当社で通常扱っているガラス管の材質は、NEGのBC管(硬質ガラス管)とPYREXでおなじみの耐熱ガラス管PYREX(パイレックス)管、そして石英ガラス管です。

パイレックスをはじめとした、材質の違いをお知りになりたい場合は、こちらをご覧下さい。

ついでに 規格表はこちらです。

いずれも、規格表外のサイズもあります。

他に、DURAN管もあります。

ご不明な点やご質問などございましたら、見積り依頼ではなく、お問い合わせメールフォームよりお問い合わせ下さい。

貴社・貴殿・貴女さまにピッタリのガラス管材料を選択しましょう。

2. サイズを決める

次に、サイズを決めてください。

ガラス管のサイズは、基本的には、1,外径 2,肉厚 3,全長  であらわします。

よく、内径寸法を指定されるのですが、どの材質(BC、PYREX、DURAN、石英その他)でも内径の寸法保証は、材料メーカーではしていないのが普通です。(精密ガラス細管は除きます。精密ガラス細管は、製法上保証が可能です。)

ガラス管は、溶融炉から液状化しているガラス(ガラス融液)を引き伸ばし、そのまま引っ張りながら冷却して製造するのですが、その製造過程にて内径寸法を測る事は困難であるのと、冷却後の固まって通常のガラスの状態になったあとでも、素材管の内径寸法を測るのは難しい為です。

1本の材料管の間でも、寸法がばらつく場合もありますので、実際に切断してみないと、内径の寸法はわかりません。

寸法公差を考慮にいれない参考値であれば、内径を指定していただければ、一番近いサイズを探す事は可能です。

ついでに参考までに書いておきますと、製造上では、内径公差は外径と同じかそれ以下になるのが通常であると、考えられていますが、寸法公差等が公表されていない以上、なんとも申せません。

とゆうところで、まずは外径と肉厚を決めましょう。

表記は、原則mm単位です。

cmではありませんので、ご注意下さい。

モチロン、インチとか尺とか間とかフィートとかヤードとかマイルとかおやめ下さい。

規格表はこちらです。

いずれも、規格表外のサイズもあります。(但し、精密ガラス細管は、特注対応になりますので、値段は規格表にあるものより高いです。)

他に、DURAN管もあります。

それが終わりましたら、ご希望の全長です。

これは当方では推し量りかねますので、ご自分のご希望のサイズをドウゾ・・・

基本的には、素管全長から100mm引いた長さが、有効全長となり、有効全長以上の長さは、接続する以外にありません。その場合も、見積り依頼ではなく、可能かどうかお問い合わせ下さい。外径・肉厚・全長をお知らせ下さい。

マメ知識として、標準的なガラス管寸法表記は、外径×肉厚×全長 の順となります。

例として、外径25mmで肉厚1.5mmで全長150mmの場合は以下のようになります。

Φ25×1.5t×150.0L

外径のΦは、パイと読みます。(最近は、ファイと読む方もいらっしゃいます)

肉厚のtはそのとおり、ティーです。

全長のLもそのとおりで、エルです。

tはThicknessのt、LはLengthのLです。

なんの意味かは、ワタクシが書いてもいいのですが、ここは一つ、文明の利器を使い、Google 翻訳 をしてみましょう。

こーゆう意味だそうです。そのままですね。

3. 全長仕様を決める

次に、全長寸法を決めましょう。

通常、ガラス管を扱う業者は、±0.5を標準的な寸法公差としているところが大半です。

当社でも、±0.5が標準となっており、黙っているとこの±0.5が適用になります。

しかしながら、当社の場合、場合によっては±0.1の高度な切断技術が用意されておりますので、ご指定いただく事も可能です。

指定できるのは、Φ2mmからΦ20くらいまでで、長さが200mmまでのものになります。

また、外径や全長が大きくなると切断が難しくなるので、その時々により±1~2くらい必要になる場合もあります。

これは、数量の多寡にも関係します。

まずは、ご指定下さい。

4. 端面仕様を決める

次に、端面仕様を決めましょう。

端面の仕様は、切断方法により異なります。代表的な下記のものからお選び下さい。

1. キリッパナシ

手折り法とも呼ばれているものですが、一番安くつきます。

しかしながら、端面で手を切る恐れがあります。ご注意下さい。

手を切る仕様になっておりますので、怪我されても責任は負えません。

また、非常に割れやすいので、あまりオススメではありません。

手間が掛からないから安いのであって、手間のかかる面取りなどはいたしておりません。

対応サイズは、Φ4くらいからΦ12までです。Φ13になると、あまり端面がよくありません。Φ15が限界です。

それ以外のサイズは、対応不可です。ご容赦下さい。

口を焼く事も可能ですが、数量があまり多くないと手焼きとなりますので、焼き具合のバラつきが多少出ます。

2. 端面スリ状

水切りとも呼ばれたりします。

ガラスに水を掛けながら、ノコギリのように切っていくやり方です。

一般的な切断方法の一つで、様々なガラス管を切断する事が出来ます。

端面はスリ状で、白っぽくなります。
場合によっては、面取りしますが、外径側だけです。

内径の面取りは、設備と手間が非常にかかるので、当社では、内径の面取りはお受けしておりません。

あしからず。

これも口(端面)を焼く事が出来ますが、数量が少ないと手焼きとなり、焼き具合にバラつきが多少出ます。

3. 口焼き(グレージング)

端面をバーナーであぶって、角を取ったものです。

面取りの代わりにもなりますが、ガラスの性質上、面取りよりもこちらの方が強度的には強くなります。

しかしながら、ガラスは元々機械的強度高いので、通常使用の上では差がないといえると思います。

量産品は、口焼きの方が安くつきます。

4. 面取り

面取りは、基本的にはφ40以上のサイズになります。

少量品での対応になります。

ロットが多い場合、口焼きになる事もあります。

ケースバイケースになりますが、面取り希望の場合、とりあえずご指定してみて下さい。

面取り不可の場合もありますので、見積もり時の表記にご注意下さい。

以上から端面仕様をお選び下さい。

5. 数量を決める

最後に、数量を決めましょう。

当然ですね。

数量が分からないといった場合は、以下の中から、お選び下さい。

1、1個
2、10個
3、50個
4,100個以上
5、500個以上
6、1000個以上

どれか1つか2つお選び下さい。

全部選んだりすると、見積りがかえって高くなったりしますので、ご注意下さい。

1つか2つくらいがベターでしょう。

なお、月間ロットや年間ロット、発注サイクルなど、複数回の発注をお考えの方は、必ず、備考欄に「月間ロット」などとお書き添えくださいませ。

それだけでも、値段はモチロンの事、こちらのヤル気具合が変わり、対応まで違ってきたりします。

でも、ウソは書かないほうがお互いの為でありましょう。

6. 見積り依頼をする

決まりましたら、見積り依頼メールフォームから見積り依頼を出しましょう!!

もう一つよく分からない場合、こんなんイヤや!とかもっと変わったのがほしいとかは、お問い合わせフォームから質問下さい。

7. 見積りの確認

当社からの見積回答がありましたら、ご確認のうえ、見積回答のメールへ返信するかたちでご発注下さい。

8. 発注内容確認

ご発注いただきましたら、当社からご発注の確認メールをお送りします。
だいたい翌日くらいになってしまいますが、先行して手配している事が多いです。
納期の確認などで手間取ったり、私やもしくは必要部材仕入先の担当者が不在などで遅くなることが多いです。
(必要部材は必ずしもガラス部材とは限りません。治工具などの場合もあります)
お急ぎの場合は、必ずメールでご発注下さい。(FAXだと行き違いが起こりえます)
心配な方は、督促下さい。申し訳ありません。

※でもたまに確認メール忘れる事があります。(半年くらい前のお客様からは「ウソつけ!全然寄越さなかったやんか!」っていわれるかもしれませんが、今は心を入れ替えてなるだけ頑張って確認とるようにしてます。申し訳ありません。

9. 納入(製品受取)

納期ごろにヤマト運輸さんからお荷物が届くかと思います。
忘れずにお受取下さい。
代引の場合は、お受け取り時に代金をお支払下さい。
法人様などでお振込み希望の方は、後日、忘れずにお振込み下さい。

ガラスが割れないよう細心の注意を払って、弊社のパートのおばちゃんが梱包してくださっていますが、万が一割れていた場合は、ご連絡下さい。

納期より早く仕上がった場合は、なるだけ早く出荷するようにしております。
代引の場合で、納期より早く届いた場合において、持ち合わせのお金が無いといった場合は、ヤマト運輸さんにご相談下さい。たいていの場合、気持ちよく相談に乗ってくださるかと思います。(もしかすると地域にもよるかもしれませんが・・・)

追伸、忘れておられませんか?

コチラからのお問い合わせをお忘れ無き様、宜しくお願い申し上げます。

決まりましたら、見積り依頼メールフォームから見積り依頼を出しましょう!!

もう一つよく分からない場合、こんなんイヤや!とかもっと変わったのがほしいとかは、お問い合わせフォームから質問下さい。